はじめに
これから簿記の勉強を始めようと考えているけど、なにをすればいいのだろう、難しいのかな? と悩んでいる人々へ!
簿記資格を持ち10年以上経理部で働いている私が、簿記検定概要と勉強方法をご紹介します。
読み終えれば簿記検定の概要や勉強法を把握することができますよ!
簿記検定とは
簿記とは、日々の取引・活動を記録管理をして、営業成績(儲け)や財政状態(お財布の中身)を明らかにするための技術です。簿記検定資格は就職や仕事に役立つため、毎年多くの人が受験する人気の資格です。
1級、2級、3級と難易度が分かれており、1級を合格すると税理士試験の受験資格を得ることもできます。
一般的には、簿記といえば商業簿記のことを指します。
商業簿記とは購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、
企業を取り巻く関係者に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。簿記3級では商業簿記が試験範囲となっております。
実際私の会社で中途採用を行った際は、簿記2級以上を条件として求人を出していました。2級の知識があれば一般的な経理業務に支障はありません。
簿記3級の難易度
はじめて簿記を勉強する初心者でも、試験範囲をしっかり学習すれば十分受かる試験です。
簿記の入門資格のため難易度はそれほど高くなく、しっかり対策すれば合格できます。
しかし、最初は専門用語が理解できないかもしれませんので、不安でしたら専門学校や通信教育などで受講することをオススメします。
普段仕事や家事をしていて時間が無い人は、効率的な勉強方法を選ぶことが大事です。
私ははじめ独学し、のちに専門学校に通いましたが始めから通うべきだったと後悔しました。わかりやすさが段違いだからです。
お金に余裕があればプロに教えてもらうのが近道です!
勉強方法、勉強時間
3級は100時間以上の勉強時間必要と一般的に言われています。専門学校等では3ヶ月程度のカリキュラムが組まれていることが多いです。最近は動画で受講できるものが増えてきているので、仕事等で忙しい方は平日は電車の中で動画受講し、休日に問題を解くスタイルがオススメです。
簿記は「習うより慣れろ」と言われており、実際私もそう思います。
アウトプットが非常に大事なので、問題を数多く解くことが試験突破のカギとなります。
ひととおり簿記の基礎を理解できたら、早速過去問題を解いて実力を上げていきましょう。5回分くらい解けば、出題傾向や解き方のコツをつかめると思います。
間違えた箇所は必ず確認し、次は絶対に正解できるように自分なりの対策を考えてみてください。間違いやすいパターンがわかるようになり、「間違え→対策」を繰り返すことで、ミスが劇的に減り点数が上がりますよ!
電卓について
電卓は簿記検定の必需品です。
基本的にどんな電卓でも大丈夫ですが、画面が大きくキーを打ちやすいものを選びましょう。
電卓を速く打てるようになると楽しいですが、速く計算することより確実に計算することが大事です。
慣れると電卓を見ないで左手で叩けるようになりますが、必ず画面を見て叩くようにしましょう。
急いで計算して何度も間違えてやり直すより、一回で確実に計算した方が総合的にみて速いです。
私は通っていた専門学校の講師がCASIOをおすすめしていたので、以来ずっとCASIOの電卓を使っています。
私は打ち間違えが原因でやらかした事があり、それ以来必ず画面を見て右手で慎重に打っています。
まとめ
簿記3級の資格は、経験がない人でも自分に適した方法で学習を続けることで十分合格を目指せます。
どの受講スタイルにもそれぞれの利点があるので、どれを選ぶかは結局は好みかなと思います。学習への熱意を冷ましてしまうのは非常にもったいないので、早く行動に移すことをオススメします!勉強しようかな〜と思った時がチャンスですよ!
最後までご覧いただきありがとうございました!