はじめに
この記事は経理部に配属が決定したけど、どんな仕事をするのかわからなくて不安だなと思っている方へ向けた記事です。
経理歴10年超の現役経理部員が仕事内容をご紹介します
読み終えれば経理部の仕事について理解することができます。
経理部の仕事概要
経理部の仕事とはざっくりいうと、お金の流れや商品の受け渡しなど取引に関する記録を取り(仕訳の計上)、決算書を作成すること、税務申告することです。
似たような部として財務部があります。財務部の仕事はざっくりいうと入出金の手続きや資金繰りの調整など、実際のお金の流れを管理することです。会社によっては経理部と財務部が同一組織となっていることもあります。
経理部→仕訳の計上、決算書作成、予算実績管理、税務申告 等
財務部→入出金処理、預金残高管理、資金繰り計画の策定、融資交渉 等
経理と財務の仕事は私的にはかなり違うのですが、他部署からすると見分けがつかないようです。笑
経理部年間スケジュール
下記のようなスケジュールになっています。(3月決算前提)
月次で決算を行っている会社が多いので、毎月末月初が忙しいです。
3月決算が一年の集大成ですので、3、4、5月が特に忙しい時期となります。
決算期によって繁忙期は異なります。日本の会社の決算期は3月が多く、世界的には12月の会社が多いですね。
業務上の関係者
主な業務上の関係者は次の通りです。
経営陣:経理部が作成する決算書や予算実績管理表は経営判断の重要なもののため
監査法人:会計監査を行う監査法人と経理部は密に連絡を取り合います。会計基準が変わる際や特殊な取引があった場合は経理処理方法について事前に相談し、具体的な方針を詰めていくことが多いです。
税務当局:税務調査の際に応対します。会社に因りますが税務調査は数年に一度、2、3週間程度で行われます。電話による調査のみで終了するものもあり、都度対応が異なります。
やりがいについて
日々地道に積み重ねていく仕事なので正直派手さはないですが、企業の運営に直結する経理の仕事は会社の中でも重要なポジションであり、なくてはならない存在です。
経理知識はあらゆる場面で役に立つものですので、習得して絶対損はありません!
私の会社では新入社員を経理部で2,3年経験させたり、他部員を経理部に異動させ全社的に経理知識を向上させる取り組みをしております。
経理は地味な仕事ではありますが、経営陣と距離が近く、会社の重要な意思決定に欠かせない重要なポジションです。
まとめ
経理部の主な仕事は、取引に関する記録を取り(仕訳の計上)、決算書を作成し、税務申告を行うこと。
経理部は経営陣と距離が近く、会社の重要な意思決定に欠かせない重要なポジション。